マルチサーバーの荒らし対策について解説します。
自分で作ったマルチサーバーを公開する場合は、荒らし対策が必要になってきます。特に生活鯖(サバイバルサーバー)を運営する場合では、色んな荒らし対策が必要になってくるので、初心者には少し難しい問題です。
ですが、完璧な荒らし対策は出来なくても、最低限の荒らし対策だけでも十分効果を発揮します。
そこでこの記事では、最低限して欲しい荒らし対策7選を解説します。
なぜ荒らし対策は必要か
完全に身内だけでプレイするなら必要ありません。
ですが、マルチサーバーを公開するということは、不特定多数の人に晒している状態になります。ニコ生やTwitchでは残念ながら、放送をしている人のサーバを荒らすのを楽しんでいる人がいるのが現実です。
言葉だけでは何の抑止力にもなりません。言って止めてくれる人ならまず荒らしをしないでしょう。荒らされてからのことを考えずに、どうしたら荒らされないかを考える必要があります。
使用するサーバー
公式サーバーでは荒らし対策が出来ません。
荒らし対策をしたい人は「Spigotサーバー」を利用しましょう。何故なら、荒らし対策はプラグインという物を利用して制御します。公式サーバーだけではプラグインを導入することが出来ません。
公式サーバーもSpigotサーバーも立て方が違うだけで、マイクラの仕様は同じなので同じように遊べます。本格的にマルチサーバーを遊びたい人は、Spigotサーバーに挑戦してみましょう。
詳しくは「Spigotサーバーの立て方」で解説しています。
最低限の荒らし対策
- WorldEdit
- WorldGuard
- PermissionsEx
- Modifyworld
- LocketteかLWC
この記事で紹介するプラグインの一覧です。
有名なプラグインばかりなので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。これでも本当に最低限のプラグインになってくるので、状況に合わせて自分で追加して貰っても構いませんよ。
それでは詳しく解説していきます。
チェストの保護
チェストの保護は説明しなくても分かるでしょう。勝手にチェストからアイテムを盗られないようにする為の対策です。
使用するPluginは「Lockette」か「LWC」を使用するといいでしょう。
私的には看板を付けるだけでロックの掛け外しができるLocketteを使っています。LWCは設置しただけで自動的にロックをしてくれてロック忘れがなくなるので、自分にあった方を選びましょう。
設定も特に必要ないので、調べて軽い使い方を見るだけで大丈夫だと思います。
リスポ保護
家の保護なども重要ですが、リスポの保護の方が大事です。
リスポーンした瞬間にマグマの中になりかねません。リスポ地点はサーバーの玄関ともいえる所です。しっかり保護をしておきましょう。
使用するPluginは「WorldEditとWorldGuard」
保護の方法はこちらで説明してあるので参考にして保護してください。WorldGuardを使って特定のエリアを保護する方法
コマンドの制限
これは賛否が分かれるかもしれませんが、一部のコマンドはOP権限が無くても実行できるコマンドがあり導入しているPluginの一覧が表示できてしまいます。そのコマンドは以下のコマンドです。
- /pl /plugin
- /help
/plコマンドを実行するとそのサーバに導入されているPluginを全て表示することができます。察しのいい方は分かると思いますが、そのサーバの荒らし対策を大体把握することができ、その隙を突きやすくするということです。
LocketteかLWCが入っていなかったら → チェスト盗み放題
WorldGuardが入っていない → 保護が掛かっていない・爆発系が使える可能性が
HawkEyeなどが入っていない → ログで身元がバレない・ロールバックできない
こう考えると導入pluginが分かるだけでも荒らしやすくなりますよね。/helpコマンドでも導入しているPluginは大体分かるので権限を剥奪しておきましょう。
PermissionsExを使った特定のコマンドの権限を剥奪する方法はこちらに書いてあるので参考にしてください。PermissionsExを使ったパーミッションの設定方法
溶岩や水源 火打ち石の使用を制限
一番簡単にできる荒らしは、マグマや水源などでワールドを壊すことでしょう。なので、溶岩と水源・火打ち石の使用を制限したいと思います。
前の見出しでPermissionsExでコマンドの権限を剥奪をしまいたが、PermissionsExとModifyworldを使う事でアイテムの使用の権限なども剥奪する事ができます。
今回は溶岩と水源・火打ち石の使用を禁止するので溶岩と水の入ったバケツと火打ち石の所持を禁止してしまえば解決でしょう。
炎の燃え移りと爆発の無効
溶岩や火打ち石の権限の設定をしましたが、許可をした人の事故などで火災が発生してしまうかもしれません。
なので、炎の燃え移りを無効にまた、クリーパーを誘導して地形破壊などをされない為に爆発系の無効化もしておきましょう。どちらもWorldGuardで簡単に設定できるのでがんばりましょう。
WorldGuardのConfig.ymlを編集します。
ignition: block-tnt: true # TNTの着火のブロック block-tnt-block-damage: true → false # TNTの地形破壊のブロック block-lighter: true # 火の着火のブロック fire: disable-lava-fire-spread: true # マグマによる燃え移りの無効化 disable-all-fire-spread: true # 全ての燃え移りの無効化 disable-fire-spread-blocks: [] # 燃え移りを無効化するブロック lava-spread-blocks: [] # マグマによる燃え移りを無効化するブロック mobs: block-creeper-explosions: false # クリーパーの爆発をブロック block-creeper-block-damage: false → true # クリーパーの爆発による地形破壊をブロック block-wither-explosions: false # ウィザーの爆発をブロック block-wither-block-damage: true # ウィザーの爆発による地形破壊をブロック block-wither-skull-explosions: false # ウィザーの頭蓋骨攻撃による爆発をブロック block-wither-skull-block-damage: true # ウィザーの頭蓋骨攻撃による爆発の地形破壊をブロック block-enderdragon-block-damage: false # エンダードラゴンのブロック破壊をブロック block-enderdragon-portal-creation: false block-fireball-explosions: false → true # ガストの弾の爆発をブロック block-fireball-block-damage: true # ガストの弾の爆発による地形破壊をブロック anti-wolf-dumbness: false disable-enderman-griefing: true # エンダーマンのブロック移動を無効化 block-painting-destroy: false block-item-frame-destroy: true # アイテムフレームの破壊をブロック block-plugin-spawning: true
矢印が付いている所は変更しておいた方がいい所です。
必要に応じて他の項目も変更しておきましょう。
バックアップを取る
バックアップは定期的に取りましょう。
荒らし対策以前の問題として、マルチサーバーを運用していくなかでバックアップは必須です。いつどのタイミングでデータが破損するか分かりません。バックアップがない為に泣いてきた人を多く見ています。
どのような方法でもいいので、定期的なバックアップを取るクセを付けましょう。バックアップを自分で取る方法は「バックアップの取り方」で解説しています。
また、マルチサーバーの自動構築で有名な「ConoHa for GAME」では、無料でバックアップ機能が使えます。初心者の人や忘れがちな人にオススメなので是非使ってみてください。
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コメント一覧 (5件)
あの.いま思ったんだけど/plと/Pluginは公式サーバーではできないということを書いたほうがいいと思う
記事の最初にBukkit/Spigotを使う。公式は使わないと書いてあるのですが。
一ヶ所LWCがLCWになってます。
ありがとうございます。
修正しました。
LWCはサポート終了おりLWC Extended(https://www.spigotmc.org/resources/lwc-extended.69551/)が安全です。
また、PermissionEXもサポート終了しておりLuckPermsへの移行が推奨となっています。
プラグイン情報が古いようですのですべてのプラグイン情報の確認、修正をお願いしたいです。